ご挨拶

 

会長挨拶

時里二郎

たかとう匡子さんのあとを引き継ぎました。

兵庫県現代詩協会は、1997年に設立されましたが、言うまでもなく、1995年の阪神・淡路大震災という未曾有の体験を受けての協会発足でした。震災の惨禍を越えて、兵庫県に在住する詩人たちが結集し、いち早く震災詩集のアンソロジーを刊行したことがきっかけで生れまたことは、この協会の原点として忘れてはならないことです。

たかとう会長の六年間で、協会の活動がしっかりと根付き、会員の方々のご理解とご協力を受けて、充実した活動を続けています。

今回の総会において、協会の会則が一部改定されました。今までは、「兵庫県に在住、または関係のある詩人の親睦交流を図り」とあるところを、「兵庫県に関係する詩人や詩を愛好する者の親睦交流を図り」と改めました。詩を書く人ばかりでなく、詩を書いていないけれども、現代詩に興味を持って読んでいるといった人たちにも門戸を広げて、現代詩の普及発展に資する活動ができればというのが改訂の趣旨です。

今年度も、「詩のフェスタひょうご」や「ポエム&アートコレクション」、それに読書会や文学紀行など、を行います。何よりも会員の方々の参加をお願いします。ほかにも協会のホームページの充実や会報の発行、それに名簿の作成など、会員相互の情報の交換や交流を手助けするうえでも、協会がお役に立てたらと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

2019年5月6日