ワイン注ぐ音の届きしパセリかな  飯塚ゑ子

 

今日は特別な日。上等なワインが注がれ、いよいよ宴が始まるよ。おいしい料理がいまかいまかと食卓でスタンバイ。おっと、端役中の端役パセリ君も拗ねる事なく、きりりと身を引き締めて出番を待っている。君は偉い。(『火星』 2004年9月号)(K.K.)