ひとことの残りし脳裏夏大根 西村滋子

 

相手の残した一言が頭の中を堂々巡りして、いつまでも消えない。でもそれは頭の中で起きている事。それとは別に日常は動いている。さあ夕飯の支度をしなければ。夏大根は辛い。(『京鹿子』 2000年1 月号)(K.K.)