さびしさは草樹の露のたまるほど 盛良孝

 

夜更けとともに草樹の露がたまっていく。そんなふうに時間とともにたまってゆくさびしさも、きっとあるのだろう。作者はひとり、夜更けの部屋にいるようだ。 (『朝』2001年1月号)(K.K.)