折りたたむ風も秋なる日傘かな 岡本眸

 

 

畳むときにいつも感じていた、日傘に籠った熱気。それが今日は感じない。日常の小さな出来事にこそ詩は潜んでいる。 (『朝』2000年12月号)(K.K.)