その中にひそと夕顔買ふ女 落合絹代

 

あたりはもう随分暗くなってきた。夕顔の花は白い。遠目にも夕顔だと分かったのだろう。作者と女とは面識はない。でも、女のひそとした立ち振る舞いが妙に気になったのだ。もちろん(多分)、女の顔は白い。(『雨月』 2004年10月号) (K.K.)