夜廻や列車の音の沈む先 野口伸二

 

 

夜廻の甲高い柝の音は遠くまで届く。列車の音が通り過ぎるのを「沈む」と表現して柝の音と対比させ、音の遠近感を捉えた感覚が秀逸。(『帆船』2004年4月号)(K.K)