米粒を流さず洗ふ終戦日 鈴水浩子

 

 

米粒を洗うのは、毎日していること。その中でふと、今日という日を思い出した。米粒を「流さず洗う」という言葉の中に、鎮魂と平和への願いが託されている。 (『ぐろっけ』2000年12月号)(K.K.)