新緑の風をゆたかに昼座敷 竪ヤエ子

 

 

新緑の風の心地よさ。目の前の光景をそのまま衒いなく書いたような句。でも清々しい。突出した言葉や詩的言語がなくても、言葉が柔らかく重なってゆくとこんないい句になります。(『雲の峯』2002年7月号)(K.K.)