出会ひとは秋灯一つ共にして 木内憲子

 

 

人生における出会いの意味は、出会ってから年月が経って初めて分かるものだろう。長年連れ添った夫婦が、秋灯の下にいる。多様な解釈が出来る句だが私はそう読んだ。(『朝』1999年12月号)(K.K)