しゃぼん玉吹けぬ児の居て海遠し 保坂加津夫

 

 

幼な過ぎてしゃぼん玉が吹けないのでしょうか。いえ、もしかしたらこの児は重い病気かもしれません。本物の海も見たことはないのでしょう。きっと良くなるからね。(『いろり』2000年7月号)(K.K.)