おでん煮て又出掛けるを問はれけり 稲畑汀子

 

 

日常生活を切り取りながら、作品としてきっちりと成立している。こんな小さなことが俳句になるのかと、いつもながら作者の職人技には感心するばかりだ。(『ホトトギス』2017年12月号)(K.K)