見知らぬ子ぐっすり眠る夏座敷 川島ひとみ

いやあ、こんなことあったらびっくりしますね。掲句はナンセンス句とも読めますが、そう読む必要はありません。作者が仕掛けたトリックなのです。どこにも自分の家とは書いていません。これをよその家の座敷と読むと、知らない子がいるのは当たり前です。あるいは子供の頃の記憶と読むのもありです。知らない従弟がいたりして。「ぐっすり」が微笑ましい。『船団』2002年1月日号)(北野和博)