コスモスや海より深き子の眠り 小倉正穂

 

 

片時も離したくない可愛い我が子。でも眠っている時はどこか遠いところに行っているよう。掲句を読んで、私は子供が小さかった頃、そんな寂しさを感じた事を思い出した。そういえば一面のコスモス畑は海の様だ。(『末黒野』2010年2月号)(K.K)