蟋蟀やひとりの酒は店の奥 小島輝和

 

 

入口近くは混んでいたのでしょうか。いや、奥の方が落ち着くのです。蟋蟀の声が沁みるこんな夜、行きつけの店があるのはいいですね。(『帆船』2004年11月号)(K.K.)