霧、夜ごときて落葉松を枯らすかな 成瀬櫻桃子

 

 

落葉松(からまつ)は文字通り落葉する。信州だろうか、日々褪色する葉と夜毎立ち込める霧。この二つが結びついたとき、活字から霧が立ち昇るような秀句が誕生した。(『成瀬櫻桃子俳句選集』春燈俳句会2010年)(K.K)