十三夜路地に残れる旧字体 菊川俊朗

 

 

路地を見つけると、通りたくなる。玄関先にならんだ鉢植えの花。夕餉の匂いや、窓から漏れる話し声。そんな路地で見つけた旧字体の貼り紙。路地は時間の迷路です。そんな路地も、近頃めっきり少なくなった。(『沖』2013年2月号)(K.K.)