好物も寡黙に食みて受驗の子 小阪喜美子

 

 

 

子供にとって受験は最初の人生の試練といっていいだろう。それは、親にとっても辛いことだ。掲句は子供の重圧や、どうともできない親の気持ちが良く伝わってくる。 (『遠嶺』2000年6月号)(K・K)