みづいろのやがてくれなゐ初み空 鷹羽狩行

 

 

明け行く新年の空と思いきや、夕刻の空を詠んだものだ。初み空だからと明け方の空を詠んで「くれなゐのやがてみづいろ」としたら、全然面白くないから、詩とはまことに不思議なものである。(『狩』2002年2月号)(K.K)