鮨くうて皿の残れる春の暮 桂信子

 

 

昼食ではなく少し早めの夕食です。出前の鮨だから後片付けはしません。書かれていないが、句の雰囲気から一人の夕食だったことがわかります。さあ、このあと何をしましょうか。寂しく長い夜が近づいています。(句集『晩春』1967年)(K.K.)