七年の回り道経て春炬燵 年森恭子

 

 

七年の回り道とは、どんなことだったのでしょう。資格を取るためにもう一度大学へ。それとも長期療養。具体的に書かれていない分いろいろ想像してしまいます。いずれにしても、そのことを作者は後悔していません。回り道もあながち無駄ではなかった、そんな安堵感が行間から立ち昇ってきます。素朴な作句手法がかえって魅力的な句です。(『ぐろっけ』2011年7月号)(K.K.)