少年の川にまつはる冬雲雀 飯島晴子

 

 

「まつはる」は「関係する」と「まとわる」の二つの意味があるが、掲句では「まとわる」の意味で鑑賞したい。「関係する」と読むと雲雀の由来の説明になってしまう。「まとわる」と読むと、川を離れようとしない雲雀が実景となって目に浮かぶ。さて、「少年の川」の意味は。説明されていないが、そこに物語の扉が潜んでいる。 (句集『朱田』1976年)(K.K)