捨てられし鉢に朝顔ひそと咲く 舛田初惠

 

 

もう今年は咲尽くしたと、捨てられたのでしょうか。それとも去年捨てられた鉢に種が残っていたのでしょうか。人目のつかない場所で咲く朝顔。そこによくぞ詩を見いだされました。作者に拍手です。(『酸漿』2007年11月号)(K.K.)