秋時雨あなたの腕は港です  長浜聰子

 

 

私は船です。船にとって港はやすらぎの場所。でも、いつまでも停まっている訳にはいきません。時雨が直ぐに止むように、こうしている間にも出船の時は近づいています。船は海原を行くのが宿命なのです。次の港を目指して。(『現代俳句データベース』現代俳句協会ホームページ)(K.K.)