無花果を捥ぐときに行く家の裏 住来米

 

 

捥ぐときに行くということは、普段はあまり行かないということ。無花果を捥ぐと切り口から母乳のような汁がでる。枝もくねくねして,どこか動物的で秘密めいている。普段行かない理由がそれかどうかは分かりませんが。 (現代俳句協会編『現代俳句歳時記』学研)(K.K.)