家系図は奥へ奥へと青すすき 三宅やよい

 

家系図というものには縁がないが、一組の先祖からその子孫へ、上流から下流へと書かれているのが一般的だろう。ここで、逆に自分を始点にして、時間を辿ってゆく、そんな家系図を想像してみよう。親は二人、祖父母は四人、曽祖父母は八人という風に一代遡るごとに倍々に祖先が増えてゆき、まさに奥には眩暈するほどの無限の青い芒が広がっているのだ。(『玩具帳』蝸牛新社 2000年)(K.K.)